GHTSが伝えたいスウェディッシュマッサージとは

スウェディッシュマッサージ

GHTSが伝えたい
伝統に裏付けられた本物の技術とは

やる気を出させるマッサージスクール スモールステップ学習法

今年の夏はほんとに暑いですね。
こう暑いと何をするにもやる気が出ないという方、多いのではないでしょうか。
やらなければいけない仕事や勉強であればあるほど、人は気力を失うものですよね・・・。
更にそのゴールが遠くなればなるほど、壁が高くなればなるほど、人は初めの一歩を踏み出せないものです。
そうしているうちに、やるべきことは容赦なく積み重なり、よりゴールは遠くなっていく・・・。

例えば流し台に溜まった皿洗い、面倒ですよねえ。
溜まれば溜まるほど面倒になっていきます・・・。
私は面倒な皿洗いをできるだけ溜めないためにある方法を日々行なっています。
その方法は、まずコップひとつだけでいいから洗おうと決めて流し台に立ちます。
コップひとつならすぐに洗い終わりますからね。
すると、不思議と他の皿や箸、鍋やマグカップなど、結局すべての洗い物を片付けることができてしまいます。
時に気付くと、勢いに任せてキッチン周りを磨いていたりすることさえあります・・・。(スイッチが一度入るとやる気ドーパミンが止まりませんw)
すべてを終えた時には大きな達成感で気持ちがスッキリします。

同じような経験や習慣をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
これこそまさにやる気スイッチを入れるスモールステップ法の一例です。
初めは「コップ一つだけ洗い終える」という小さな達成感が快感神経を刺激すると共に、身体と脳を使う皿洗いという行動が脳内の側坐核(そくざかく)を刺激することでドーパミンの分泌が促進され、やる気スイッチがONになるというわけです。

当スクールでは、このスモールステップ法とレジリエンス理論に基づいたカリキュラム構成と教育法を採用しています。
この教育法は、「やる気スイッチ」だけでなく技術習得の効率性という意味でも非常に有効であると考えられます。
脳の海馬という部位は睡眠中に記憶の棚卸(たなおろし)をしてくれるという何ともすばらしく便利な機能を持っています。
つまりその日の失敗の修正という作業を寝ている間は海馬に任せることで、なぜか昨日できなかったことが今日できるようになっているという不思議なことが起こるのです。(つまり復習は寝る直前がおススメ!)
その機能を最大限に生かすには一日で長時間の学習より、集中力の続く限界と言われる90分の学習を何日にも分けて行うことがポイントです。(90分と言えば大学の授業もそうですね。自動車教習所も50分を1日2回までだったかな。)
当スクールでは、これがやる気を出させるためにも技術習得においても良い方法だと考え、1回90分前後の実技演習を40回前後に分けて履修していただいています。(G CLASSの場合)

東京大学大学院教授の脳研究者池谷裕二氏は、「脳にとって学習が早くて正確なことは良いことではない。学習が遅くて不正確な方が脳にとっては良い。」と言っています。
この言葉は、未来をAIに支配されつつある人間の曖昧さや余白という危うさを認めてもらえたようで、ちょっとホッとしますよね。
プロのセラピストとして、インストラクターとして、心に刻みたい言葉です。
知識ではなく、知恵を持つ人間の未来は明るいと思いたいですよね。

巷では「自己実現」だとか、「アイデンティティ」だとか、「成功」だとか、そんな言葉にみなさん縛られて生きておられます。
あの村上春樹氏も仰っていましたが、そんなものは無いのだと、自己はゆらぐものなのだと、縛られない自由な人生こそ幸せなのだと。

「癒し」という答えのない技術を、今日もゆっくり、ゆっくり、焦らず学んでいただく。
それがGHTSの繋ぐ教育法なのかもしれませんね。
「覚えが悪い」と躊躇されているみなさん、そんなあなたのご入学をお待ちしております。


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