GHTSが伝えたいスウェディッシュマッサージとは

スウェディッシュマッサージ

GHTSが伝えたい
伝統に裏付けられた本物の技術とは

深気持ちいいマッサージのテクニックとは?

加藤式スウェディッシュマッサージの基本技術は、クラシックマッサージ(スウェーデン発祥のアクセルソン式スウェディッシュマッサージ)がベースになっています。
クラシックマッサージと加藤式の大きな違いは、クラシックの基本姿勢を使いながら更に骨盤(股関節)と肩(肩甲上腕関節&肩甲骨)を連動させることでよりダイナミックで安定感のある施術と深みのある圧を可能にしているという点にあります。
手首や肘という小さな関節にはなるべく頼らず、股関節と肩関節という大きな関節を使ってダイナミックに施術を行なっていきます。
人は通常、肘を使って手という道具を動かしています。
しかし、肘は蝶番関節のため一方向にしか動かすことができません。
その他の動きは手首で調整する必要があります。
また肘が伸びきった瞬間に動きが一度止まってしまうという難点があります。
更には伸びきった際の振動がビートをきざみ、受け手の交感神経を刺激してしまいます。
一方、股関節と肩関節は球関節であるために可動域も広く、あらゆる複雑な動きを可能にしています。
円を描くような動きは、流れを止めずに繋げられる永続性と共に振動が一切伝わらないという利点があります。
そのために安定感のある施術が可能になり、受ける側においてもストレスがなく、オイルマッサージにとって最も重要な副交感神経優位のリラクゼーション効果を生むことに繋がります。

私はよくマッサージスクールで教える時に音楽に例えて次のように言うことがある。
「肘や腕の力を使った施術のリズムは一定のビートを刻むドラムや打楽器を使った音楽のようで、加藤式スウェディッシュケア(肘や力を使わない施術)は指揮者が弧を描くようにタクトを振るクラシック音楽のようだ。」と。
音が途切れないバイオリンの如く流れるように施術を行なう加藤式スウェディッシュマッサージ。
その優しい心地よさは他にはない深い癒しを心と体に届けてくれます。
しかしこの技術習得は非常に難しく、バイオリン奏者のように終わりのない修練が必要なのかもしれません。
昨今、ようやく痛みの伴うマッサージの危険性が科学的、医学的に実証され始めています。
これからは痛気持ちいいマッサージではなく深気持ちいいマッサージが求められる時代になることでしょう。
親指や肘や腰を痛めないセラピストファーストのボディケアこそ結果的にお客様ファーストに繋がるということを私は今後も提唱していきたいと思っています。


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